市場の動き
今週の日本の株式市場は、日経平均株価が週末にかけて251円下落し、36,581円となりました。
米国市場は利下げ期待で好調でしたが、為替市場での円高進行が国内市場に悪影響を及ぼしました。特に輸送用機器や医薬品、電気・ガスなどの主要セクターが軟調に推移し、全体的に弱含みの展開となりました。
一方で、海運や鉄鋼株など一部の業種は堅調でした。週末と3連休前の慎重な姿勢も影響し、様子見ムードが広がった1週間でした。
わが家の資産状況
それでは、今週のわが家の資産状況について、見ていきましょう!
全体で48,547円になりました。取得時より566円増えています。これは、いくつかの会社の株価が上がったおかげです。
たとえば、映画の東宝やスーパーのイオン、薬を作っている小林製薬の株が大きく上がりました。しかし、全てが上手くいったわけではありません。外食チェーンの「物語コーポレーション」や「日本製紙」などは株価が下がり、少し損をしています。
それでは、個別銘柄の動向について、見ていきましょう!
今週の持ち株騰落ランキング
1. 東宝 (+967円)
映画関連のビジネスは依然として強い需要があります。エンターテインメント業界が世界的に回復傾向にある中で、今後も安定した成長が期待されます。
2. イオン (+464円)
大手小売りのイオンはインフレによる消費者の購買力低下を乗り越え、生活必需品の強固な需要に支えられ堅調な成績を維持しています。
3.小林製薬 (+445円)
製薬業界全体の好調さが目立つ中、健康志向の高まりが同社の製品にとって追い風となり、株価上昇の要因となっています。
4. モロゾフ (+335円)
食品メーカーとしての信頼性とブランド力を活かし、モロゾフの安定した成長は消費者からの持続的な支持に支えられています。
5.KDDI (+305円)
通信インフラの需要が引き続き高く、特にリモートワークやデジタルサービスの拡大により、KDDIの安定した利益が反映されています。
6. キユーピー (+267円)
食品業界の中でも、家庭用調味料の需要が堅調に推移していることが、キユーピーの業績向上につながっていると考えられます。
7. 森永製菓 (+247円)
消費者の間で高まる健康志向に対応した製品ラインナップが評価され、安定した株価上昇に繋がっています。
8. KADOKAWA (+227円)
コンテンツビジネスの多様化とデジタル分野での展開が奏功し、株価が順調に推移しています。エンタメ業界全体の成長も後押しとなっています。
9. フジオフードG本社 (-108円)
外食産業はコロナ禍からの回復を模索していますが、物価上昇や消費者の外食需要減少により、依然として厳しい状況が続いています。
10. ハニーズホールディングス (-378円)
ファッション業界は景気回復が遅れており、消費者の購買力低下もあり業績に影響が出ています。慎重な今後の対応が必要です。
11.力の源HD (-489円)
飲食業界全体の回復が遅れ、外食チェーンにとっては厳しい環境が続いています。特に材料費の高騰が収益を圧迫しています。
12. 日本製紙 (-801円)
紙製品の需要減少が深刻で、特にデジタル化の進展が同社の業績に大きな打撃を与えているため、回復には時間がかかる見込みです。
13. 物語コーポレーション (-915円)
外食業界の中でも特に厳しい状況に直面しており、消費者の外食控えや物価高騰が同社の収益を圧迫しています。
総じて、経済全体はインフレや消費者心理の冷え込みが影響していますが、特定のセクターは依然として成長機会を捉えています。
まとめ
今週は全体としてプラスですが、物価の影響や外食の人気が少し落ちた影響で、すべてが順調ではないこともわかります。それでも、全体としては良い結果になりました。
来週の市場
来週の日本株市場は、FOMCと日銀の金融政策が大きな焦点となります。
米国では0.25ポイントの利下げが予想されており、米金利の低下はグロース株や中・小型株に追い風となりそうです。
一方で、日銀の追加利上げのタイミングも注目されています。金融株、特に銀行株は自社株買いの期待も高まっており、投資家の関心を集めるでしょう。
不透明な状況が続く中、日経平均は3万5,000~3万7,000円の範囲で動くと見られ、慎重な投資姿勢が求められます。
それでは、皆さんの投資がうまくいきますように!
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